Home東京透析研究会:代表幹事ごあいさつ

東京透析研究会は、2016年、東京透析懇談会を改称して発足しました。母体となる東京透析懇談会は、1974年(昭和49年)3月2日に中野サンプラザで第1回の会を開催して以来、40年超の歴史をもつ伝統ある懇談会でした。東京透析懇談会は1973年8月1日、当時東京女子医大教授であられた杉野信博先生と太田和夫先生が、東京都で透析医療に従事する医師、看護師、技術者を対象に、1.透析の初歩の教育と、2.経験した症例を皆で討論して共に見識を広げることを目的に、当時透析療法を主導されていた内科系4名(前田貞亮先生、三村信英先生、杉野信博先生、川口良人先生)、外科系4名(水野克己先生、太田和夫先生、大沢 炯先生、稲田俊雄先生)の先生方に呼びかけられ、幹事会として発足した時点にさかのぼります。

 

 当時は透析患者数も全国で6150人に過ぎず、前年(1972年)に透析療法が更生医療に採用され、ようやくお金の心配なしに透析が受けられる社会状況が整い、まさに爆発的に患者が増加する直前の時期にありました。したがって、本会発足の目的も、1は現在ではとても理解できないと感じられるかもしれません。初代の幹事長には前田貞亮先生が就任されましたが、平成4年2月23日の第20回透析懇談会より幹事の先生方が、大幅に変更になったのに伴い、太田和夫先生に交代され、以来2009年まで太田先生が代表を務められました。この間透析療法の発展と普及に伴い、看護師、臨床工学技士など主としてコメディカルの皆様の発表、討論の場として本会も成長を遂げてきました。しかし、未だに本会設立の第2の目的、「経験した症例を皆で討論して共に見識を広げること」は連綿と受け継がれています。

 

 2009年に故太田先生が名誉会長に退かれ、不肖私が代表幹事を務めてさせて頂いておりましたが、2016年、東京透析研究会と発展的に改称し、幹事の先生方の絶大なご協力を得て会則を変更させていただきました。引き続き代表幹事として、伝統ある本会を東京都の透析医療に携わる医療スタッフの皆様によりお役に立つ、有意義な会に育てていければ、と念じております。非力な私ですが、皆様のご支援とご尽力を賜りますよう、どうかよろしくお願い申し上げます。

東京透析研究会
代表幹事 秋澤 忠男
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